交通事故に関する基礎知識や事例

世界的な自動車メーカーが多く存在し、交通法規も整備されている日本ですが、交通事故の被害に遭われる方はいまだ数多くいらっしゃいます。
交通事故が発生するペースはおよそ1分に1件のペースであるともいわれています。交通事故について取り上げられる際、多くはいかにして事故の加害者・被害者にならないようにするかが論点となります。もちろん、交通事故に遭わないことが一番ですが、交通事故の被害にあった際にどのように対応していくべきかご存知でない方も少なくありません。

交通事故の加害者には、３つの責任が問われます。
1つ目は民事上の責任であり、被害者の方への損害賠償です。
2つ目は行政上の責任であり、免許の停止や取消しといった行政処分がこれにあたります。
3つ目は刑事上の責任であり、起訴され有罪が確定して懲役や罰金などの刑事罰を受けることがこれにあたります。
これら３つの責任のなかで、被害者の方の被害回復に最も重要なのは損害賠償です。

行政処分や起訴はそれぞれ警察や検察が行うものですが、損害賠償請求は原則として被害者自身が行わなければなりません。任意保険に入っているから任せておけば大丈夫と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、提示された示談金の金額や過失割合に納得できないという方も多くいらっしゃいます。